先日、芸能人の納税漏れに関するニュースが出ておりました。
確定申告を行っていないということによる非難はこれをお読みの皆様には当てはまらないものと思いますが、私費については、改めて考えてみてほしいと思います。
税金の本質を考える際、次のイメージをお持ちいただくと良いと思います。
すなわち、経費をかけて収入を得て、税金を納める。残ったお金で生活する。これが大原則です。
そこで、税務署は、生活費(私費)が経費として計上されていないかを厳しくチェックします。仕事にも生活にも使えるという場合もある、と感じてしまうのですが、生活は別、というイメージが先行しますので、この場合もアウトになる可能性があります。
報道によると、今回は、旅費と被服費が問題になっているようです。
旅費については、出張と旅行を明確に区別する必要があります。家族旅行を無理やり経費にしようとすると、後で問題になります。
また、仕事で使うスーツや革靴は、感覚的には経費と考えてしまうお気持ちもわかりますが、税務上、過去から経費認定はされていないケース(追加納税となる)が多いです。
もう一度、ご自身の帳簿をご確認ください。私費の計上はありませんか?
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